上付き文字とは
上付き文字は、普通の行より小さく、上の位置に置かれる文字です。数学(x²)、理科(10⁻³)、脚注(¹)、序数(1ˢᵗ)、商標の記号などで使われます。ワープロなら書式のボタンで作れますが、チャット、SNS の投稿、コードのコメント、スプレッドシートにはボタンがありません。そこでこのジェネレーターが役立ちます。
出力は本物の Unicode 文字でできているので、コピー&ペーストしても上に上がった見た目が保たれます。
日本語の部分はそのまま残ります。たとえば「広さ 20m^2」を指数に入力すると「広さ 20m²」になり、キャレットのあとの 2 だけが上付きになります。なお日本語の環境には「㎡」という1文字の記号もありますが、「cm³」や「x²」のような表記には上付き文字を使う必要があります。
上付き文字ジェネレーターの使い方
- 入力欄に入力します。「クリア」を押すと空になります。
- 上部に3つの結果が大きく表示されます:上付き文字(大文字を保持)、上付き文字、指数(x^2 を x² に)。
- 使いたいものの横にある「コピー」を押して、貼り付けます。
- 下にスクロールしたスタイル一覧で、入力した文字を下付き文字、スモールキャピタル、そのほか多くのスタイルで確認できます。
書く内容に合わせてスタイルを選びましょう。
- 指数は数学や理科向けです。キャレットのあとの部分だけを上げます。
- **上付き文字(大文字を保持)**は、ブランド名のように大文字が大事な、小さな上付きの単語向けです。
- 上付き文字は、すべて小文字のささやくような効果向けです。
変換例
以下はすべて、上のツールで作ったものです。
| 入力 | スタイル | 結果 |
|---|---|---|
E=mc^2 |
指数 | E=mc² |
x^2 + y^2 |
指数 | x² + y² |
x^(n+1) |
指数 | xⁿ⁺¹ |
2^{10} |
指数 | 2¹⁰ |
10^-3 |
指数 | 10⁻³ |
| Hello World | 上付き文字(大文字を保持) | ᴴᵉˡˡᵒ ᵂᵒʳˡᵈ |
| Hello World | 上付き文字 | ʰᵉˡˡᵒ ʷᵒʳˡᵈ |
| 1st 2nd | 上付き文字 | ¹ˢᵗ ²ⁿᵈ |
| TM | 上付き文字(大文字を保持) | ᵀᴹ |
入力欄のサンプル E=mc^2 を見ると、スタイルの違いがわかります。指数では E=mc² になります。上付き文字(大文字を保持)はキャレットも含めてすべてを上げるので ᴱ⁼ᵐᶜ^² になります。普通の上付き文字はイコール記号を変換しないので ᵉ=ᵐᶜ^² になります。
仕組み
Unicode には、ひとまとまりの上付きアルファベットというものはありません。文字は、さまざまな時期に、さまざまな目的で追加されてきました。
- 数字。 ¹、²、³ は古い Latin-1 の文字です(U+00B9、U+00B2、U+00B3)。残りの ⁰ と ⁴ から ⁹ は、U+2070 から始まる「上付き・下付き(Superscripts and Subscripts)」ブロックにあり、⁺ ⁻ ⁼ ⁽ ⁾ も一緒です。
- 小文字。 音声学のために作られた修飾文字で、ʰ は息の混じった音を表します。ʰ(U+02B0)や ˢ(U+02E2)のように「スペース調整文字(Spacing Modifier Letters)」ブロックにあるものもありますが、ほとんどは ᵃ(U+1D43)のように「音声記号拡張」ブロックにあります。
- 大文字。 数は少なめで、同じく音声記号拡張ブロックの ᴬ(U+1D2C)や ᴴ(U+1D34)などです。
抜けがあることが重要です。よく使われる上付きの q はまったくありません。C、F、Q、S、X、Y、Z には上付きの大文字がないので、大文字を残すスタイルでは小文字に切り替えます。「Sky Zone」は ˢᵏʸ ᶻᵒⁿᵉ になります。
指数スタイルは、キャレットのあとに次のどれかが続く箇所を探します:前後に符号が付くこともある連続した数字、1文字の英字、丸括弧か波括弧でくくったグループ。上がるのはその部分だけです。
コツ
- 単位をきれいに書く。
m^2は m² に、cm^3は cm³ になり、商品説明やチャットで m2 と書くより読みやすくなります。 - 長いものには括弧を使う。
e^(i)は eⁱ になります。括弧がないと、キャレットのあとの最初の1文字だけが上がります。 - プレーンテキストの脚注に。 上付きの数字は、キャプションやプレーンテキストのメールなど、書式が使えない場所でもきれいな脚注の印になります。
- 実際の大きさで読む。 上付き文字は小さいです。スマホでは文全体だと読みにくいので、短いラベルにとどめましょう。
制限事項
これらの文字は書式のように見えますが、別々の記号です。スクリーンリーダーは ² を「上付きの2」のように読むことが多く、数式なら問題ありません。上付きの英字で書いた文を読み上げると、発音記号の羅列のように聞こえることがあります。
検索エンジンや検索ツールは ² を 2 と別に扱うことがあるので、「m2」で検索しても m² が見つからないことがあります。大事な用語は普通の文字でも書いておきましょう。
現在の端末では、数字とほとんどの英字のフォント対応は良好です。一部の修飾文字は、フォントによってはまわりの文字より少し高く、または大きく見えることがあります。
関連ツール
H₂O のように行の下に置く文字には下付き文字ジェネレーターを使います。スモールキャピタルなどの小さなスタイルを並べて見るなら小さい文字ジェネレーターを試してください。作った文字のコードポイントを1つずつ確認したいなら、Unicode テキスト変換を開いてください。