ピッグ・ラテンとは
ピッグ・ラテン(Pig Latin)は、英語を話す人のための言葉遊びです。本物のラテン語とは何の関係もありません。各単語を簡単なルールで変えるので、結果は不思議な外国語のように聞こえますが、仕組みを知っている人なら理解できます。子どもは大人の前で使う秘密の暗号として、大人は冗談、なぞなぞ、パーティーゲームとして使います。
基本のルールは一文で言えます。単語の最初の子音を語末に移し、「ay」を付けるだけです。そのため「pig latin」は「igpay atinlay」となり、このゲームの名前を自分自身の言葉で言い表したものになります。
英語の綴りを並べ替える遊びなので、このツールが変換するのは英語だけです。日本語の文字はそのまま残り、「こんにちは Hello」は「こんにちは Ellohay」になります。日本語にも「すし」を「しーす」と言うような倒語(逆さ言葉)がありますが、ピッグ・ラテンはその英語版のような遊びだと考えるとイメージしやすいでしょう。英語の授業や、英語圏の映画やドラマに出てくるピッグ・ラテンの意味を確かめたいときにも使えます。
翻訳ツールの使い方
- 英語の欄に英語を入力するか貼り付けます。最初はサンプルの文が入っています。
- キーを押すたびにピッグ・ラテンの欄が更新されます。
- 母音で始まる単語の語尾を選びます:way (eggway)、yay (eggyay)、ay (eggay)。
- コピーを押してクリップボードにコピーするか、ダウンロードを押してテキストファイルとして保存します。
ツールの下には、翻訳した単語の数が表示されます。
この翻訳ツールが従うルール
- 子音で始まる場合: 最初の母音より前の子音をすべて語末に移し、「ay」を付けます。「school」は「oolschay」に、「string」は「ingstray」になります。
- 母音で始まる場合: 単語はそのまま残り、選んだ語尾が付きます。「apple」は「appleway」になります。
- qu はひとまとまり: 「quiet」は「uietqay」ではなく「ietquay」になります。
- y は位置で変わる: 語頭では子音、それ以外では母音です。「yellow」は「ellowyay」に、「rhythm」は「ythmrhay」になります。
- 大文字は保たれる: 頭文字が大文字の単語は頭文字が大文字のまま(「Hello」は「Ellohay」)、すべて大文字の単語はすべて大文字のままです(「NASA」は「ASANAY」)。
- 句読点と数字はそのまま。 移動するのは英字だけです。ハイフンでつないだ語は、部分ごとに翻訳されます。
変換例
以下の結果はすべて、このページのツールで初期設定の way 語尾を使って変換したものです。
| 英語 | ピッグ・ラテン |
|---|---|
| pig | igpay |
| apple | appleway |
| quiet | ietquay |
| rhythm | ythmrhay |
| Hello, World! | Ellohay, Orldway! |
| Thank you very much | Ankthay ouyay eryvay uchmay |
| The quick brown fox | Ethay ickquay ownbray oxfay |
| Hello friend, do you speak Pig Latin? | Ellohay iendfray, oday ouyay eakspay Igpay Atinlay? |
yay 語尾では、「Eat your vegetables」は「Eatyay ouryay egetablesvay」になります。ay 語尾では、「egg」は「eggay」になります。
一方向にしか変換できない理由
英語からピッグ・ラテンへの変換は、ルールが決まっているので簡単です。逆はそうはいきません。ルールによって、単語がどこから始まっていたかという情報が失われるからです。「artsquay」は「quarts」から来たのかもしれませんし、「squart」から来たのかもしれません。「away」は「a」に「way」を付けたものかもしれませんし、「wa」の w を語末に移したものかもしれません。人間はどれが実在する単語かを知っているので解けます。翻訳ツールには完全な辞書が必要で、それでも時々間違えるので、このページは常に正しくなる方向だけを扱います。どのみち、読み解くところが一番楽しい部分です。
コツと注意点
- 声に出して言ってみる。 ピッグ・ラテンは話すためのものです。書いてみると、聞くより難しそうに見えます。
- 短い単語ほど解読が難しい。 「I」は「Iway」に、「a」は「away」になり、聞き手は本物の単語と勘違いしがちです。
- 短縮形はアポストロフィを保ちます:「don’t」は「on’tday」になります。
- 移動するのは英語の A〜Z だけです。 アクセント付きの文字やほかの文字体系の文字は、そのまま残ります。
- 黙字は特別扱いしません。 ルールは発音ではなく綴りに基づくので、「honest」は「onesthay」になります。
ほかの方法
慣れれば、頭の中でピッグ・ラテンを話せます。最初の母音を見つけ、その前にあるものを移して「ay」を付けるだけです。Excel や Google スプレッドシートでは、スプレッドシートの REGEXEXTRACT を使った長い数式で1つのセルの文字を変換できますが、文全体となると手間がかかります。コードでは、^([^aeiou]*)(.*)$ のような正規表現で単語を移動する部分と残す部分に分けられます。これは、このページがブラウザー内で行っている処理に近いものです。
ほかにも文字を隠したり形を変えたりして遊びたい場合は、テキスト反転ツールやモールス信号変換を試してください。単語を隠すのではなく、はっきり伝えるために綴りを読み上げたい場合は、フォネティックコード変換で「P as in Papa」形式の読み上げ用の原稿を作れます。